やるねコリアンカー♪
HYUNDAI試乗記!


 
 


実を言うと、93年の東京モーターショウ以来、韓国車はちょいと気になる存在でした。なんとなく無難なデザインではあるのですが、ピ ラ的には結構構魅力を感じていました

日本人て韓国車に偏見があるようで、あまり韓国車を良いと感じている人は少ない感じがします。身の回りの韓国製品の多さには気が付かないのかな??って思っちゃうんですが・・・

そんなことをいいながらもピラも、韓国製品、特に自動車関係にはちょっと抵抗があったのも確かではあります。壊れそうで・・・なんてい いつつも、ピラ号@BMWもカナリ壊れてますからね。乗っちゃえば韓国車だから・・・なんてことはないんでしょう。

さて、そんなこんなで、ピラが完全にドイツ車に突っ走っているそのすきに、HYUNDAIが日本に突撃してきました。クルマが落っこち てくるCMにはビビリましたが、「おおお!!とうとう来たね!」なんて思ってました(笑)でも茨城にディーラーができることは無いと踏んでいました。

ところが!なんと茨城県に出来ちゃってるじゃないですか! しかも大学からそうんなにはなれていない!つまり、行くしかない!!

というわけで行ってみました。HYUNDAI茨城日立

国道6号線を北上していくと、日立市のかみね公園の少し先にあります。でっかくヒュンダイのエンブレムが掲げられていますので、すぐわ かります。

記憶が正しければ、昔三菱のディーラーだったお店です。三菱車もまだ扱っている様で、外に並んでいました。お店の人の対応はかなり感じ よかったです。

今回試乗したのはサンタフェとXG。では試乗記をご覧ください(^−^)
(かってにしゃべってますが、感想は人それぞれって事で・・・)
 


SantaFe GLS 2.4

 
これがサンタフェです!結構特徴のある顔です。好みが分かれそう・・・。リヤデザインは、ピラ的にフロントより好きです。
結構造形が深く、サイドのパネルのラインとか、ピラ的に結構好きですね。どうもフロントとリヤのデザインの統一感が薄い感じがあります。リヤのほうが、デ ザインの洗練度は高いような気がします。

今回試乗したのは、直4の2400ccの2WDのモデルです。価格は177.7万円から。この価格でスポーツモード付AT(多分三菱と 同じ)、オートAC、などなどがついてお買い得ですよ。オプションでサンルーフ、アルミホイールが選べます。つまりその他はフルオプションてことになりま す!

V6 2700の4WDになると、223.2万円から。4WDは革巻ステア&ノブ、Fフォグ・アルミ、自動防眩ルームミラーなどが標準です。オプションでさらに レザーシートとサイドエアバックが選べるようになります。ちなみにフルオプションにしても、245.7万円っす!
ボディーサイズ的には、ハリアーとかテラノとかと同じくらいです。ハリアーではちょっと差がありすぎるので、クルーガーV2.4Gパッケージの4WDに、 2.7GLSフルオプション相当の装備をつけるといくらになるか計算してみましたところ、318.5万円でした。いうまでもなくお買い得ですよね!

さて乗ってみます。まず走り出して気になることは、出だしが俊敏すぎること。日本車にもいえることですが、初期のスロットル開度を大き くして、パワー感を演出する・・・やめて欲しいです。危ないです。サンタフェの2.4に限ったことなのかは定かではありませんが、かなり極端な設定のよう です。マニュアルモードの2速発進でちょうどいい感じです。ピラ的には要改善項目ですね。こういう設定って、日本車に限ったことなのかと思っていました が、まさか韓国にも浸透してしまっていたとは・・・ちょっと悲しかったです。

ただし、その他の乗り心地や使い勝手、ハンドリング&ブレーキ性能は結構良かったです!2.4でも、動力性能は必要十分といった感じ で、余裕こそ感じないもののバランスが良い印象を受けました。ボディーのしっかり感も伝わってきます。実際、アメリカのIIHSの64km/h・40%オ フセットクラッシュテストで、サンタフェの衝突安全性は最高の評価をされています。メーターのシフトインジケーターに、Dレンジで走行中も今何速かがが表 示されるのは、無駄機能ではありますが面白いと思います。

特筆すべきは各部の質感!177万円とは思えませんねこの出来は!確実にアメリカ車のレベルを越えていますし、華はなくとも十分な品質 を保っています。どことはいわないけれど、日本の某メーカーは負けています!デザインも好きです♪

特に問題というほど問題ではないのですが、ボンネットの開閉が俺は大丈夫だったけど、女の人とかちときついかなと。。。かなり重いで す。一瞬「えっ?」て思うくらい。ダンパーつけてくれると嬉しいっす。

 
リヤゲートは、このように2分割になっています。
この手のクルマとしては普通ですね
ラゲッジスペースは結構広いです


結構質感の高いインテリア
オーディオは基本的にレス仕様です


サンバイザー裏のコーションラベルに誤字発見!!
「エアバックの衝撃により死亡まは 重大な・・・」
とあります(笑)茨城弁か?


XG 300L

 


 
これはXG300という、その名のとおり3000ccのエンジンを搭載している高級車です。今回試乗したのはトップモデルのXG300L。XG300に対 してオプティトロンメーター、レザーシート、16インチアルミ、オンボードコンピューターなどが装備されたモデルです。ボディーサイズ、エンジンなど基本 的な部分は同一です。高級車とはいっても、XG300が239.8万円、XG300Lが279.8万円からとなっていますので、この車格でこの値段はかな りお買い得!でも、下取りが心配ではありますが・・・。

ちなみにこの値段で日本車を買おうとすると、マークUやローレルの2リッターしか買えません。XGとだいたい内容、ボディーサイズが同 じっぽい車はトヨタのプロナードですね。価格は315〜380万円と、XG+100万円が必要となります。プロナード乗りの方には失礼かもしれませんが、 ピラがプロナードを買うようなシチュエーションに見舞われたときは、迷わずXG買いますね。

XGと同じエンジンを搭載しているであろう(ていうか一緒?出力違うけど、圧縮比の違いだけです)ディアマンテでも320万円は超えま すから、破格ですよ。車の大きさ的にはセルシオ級!セルシオを少し短くした程度です。

外観を見てみると、なんとも立派なつくりですねぇ。ただ、大きなグリルとか、メッキパーツがちりばまっちゃっているあたり、ちょっと 「日本的高級車」という印象も無きにしも非ずみたいな・・・。でもピラ的にはそれほど嫌いじゃないです。

さて、乗ってみましょう。日本車と同じかそれ以上の品質感が漂うインテリアです。全体のデザインは普通ですが、自発光型メーターは見や すくいい感じです。オンボードコンピューターもついています(XG300Lのみ)。このウッドはまさか本木目ではないでしょうが、アメリカ車のようにいか にも印刷物ですよという感じはありません。ピラ的にはサンタフェほどの感動は無いのですがいい車だと思います!ただ、正しいドライビングポジションがとり づらいです。もしかすると、ピラがドイツ車のタイトなドライビングポジションに慣れてしまったからかもしれませんが、この辺は改善が必要と感じました。

走り出してみますと、三菱INVECS-Uと同じ物であろう(ていうかこれも一緒だべ?ギヤ比同じだし)5速ATは、頭のいい変速をし てくれます。マニュアル操作のレスポンスも良く、ドライブトレーンには何の不満もありません。

ハンドリングは、大排気量FF車としては普通なのでしょうか・・・という感じのハンドリングです。もともとピラのように「コーナーは攻 めるもんだっ!」って人は乗らないと思うので、攻めたときのハンドリングは割愛します(^^ゞ・・・<車格を考えれば悪くはないです
ゆったりのんびりGDIのおいしいところを使って乗るのが一番!静かで快適!でも走り屋ピラには物足りない・・・ 

日本のこの手の車と、それほど違いを見いだせなくて残念です。もっとHYUNDAIらしさが出ていたらよかった。 


レザーのインテリア。このシート、コーナー攻めるとすべります<攻めるなって!?
インテリアはデザインは普通ですが、マテリアルは値段以上のものが!


これって三菱製GDIですよね?
エンジンとミッションの相性はいうまでもなくばっちりです!

 


ピラ的総合評価

なんか、価格だけ強調しすぎたような気もしないでもないですが、それだけバリューフォーマネー度が高いって事です!ピラ的には、総合 してHYUNDAIはかなり買いではないかと!!この価格、この性能、この品質。素晴らしいの一言です。改善したほうがいい点はありますが、我慢できる程 度のものがほとんどだとおもいます。

ちょっとだけマジで?って思うところもありますが、品質的には日本車かそれ以上のレベルといってもいいくらいでした。韓国製ということ で、ちょっと購入するには躊躇しがちですが、 私たちの身の回りにある韓国製品の多さを知れば、 それほど神経質になる必要も無いと思います。皆さんも機会があったらHYUNDAIに触れてみてください。びっくりする人のほうが多いんじゃないかな??  

ピラが気になるのは下取り価格ですが、今後HYUNDAIがさらに日本市場に浸透し、中古市場価格が安定してくれば、解決することだと 思います。

とにもかくにも、今後はHYUNDAIの販売戦略にかかっているといっても過言ではないです。

かつて日本車キラーと呼ばれ、ニュースでも取り上げられつつアメリカからやってきた米製小型車軍団のようなことにならないよう、頑張る しかないです!!

※当サイトはHYUNDAI MOTOR COMPANYとは関係ありましぇん※

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