1994
Mercedes-Benz E280 4AT


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『最善か無か』

これがW124のころまでのMercedesの、くるまを作る上でのモットーだったんです。
今新車で購入できるEクラスというと丸型4灯式のヘッドライトを持つW210ですが、このEクラスからは『最善か無か』ではなく、

『the best for customer』

に変わったのでした。

「企業理念が変わったから何なの?車が変わるわけじゃないでしょう?『お客様にとって最高』なんだから良いんじゃない?」
と思うかもしれないけれど、きっと昔からのお客さんにとっては『最高』じゃなかったと思うんです。
W210っていうのは、『お客様のためにコストを削減した』車なんですよね。だからW124と比べたら良い意味でも悪い意味でもぜんぜん違います。
とっつきやすくなったっていうのはあるけど、いつも触れる部分の質感とか、フィーリングなんかは断然W124の方が上。
こんなこというと全世界100万人のW210ユーザーの方は怒るかもしれないけど、本当です。
知り合いでE230(W210)に乗っている人がいるんですけどやっぱり違うって言ってました。「ドアの開閉ひとつを取ってもぜんぜん違う。」そうです。

そんな『最善か無か』のE280をご覧ください。
 
 

自宅の庭で。本当はAMGの17インチ+P7000だったんですが、パンク・バーストしてしまって、、、
それで、純正の15インチ+195/65の状態。
今は、タイヤ4輪全部新品にかえて17インチで走ってます。
色は、ブルーブラック。光線によって色が変わって見える、何とも言えない不思議な色です。
<1999/9/5撮影>
 
 

ブラック基調で何とも地味なデザインのインテリアですが、シンプルで飽きがこないのでお気に入りです。
質実剛健という言葉がぴったりあいます。
この年式からハイクオリティーサウンドシステムっていうのが標準装備されたんですが、あんまり音は良くないです。
スピーカーはよさそうだから、アンプの問題でしょう。
最新のBOSEサウンドシステムって音いいんでしょうね!興味があります。
 
 

これが、熟成に熟成を重ねて完成の域に達したといえる直列6気筒DOHCエンジン。
2799ccの排気量から200PS@5500r.p.m./28.2kgm@3750r.p.m.を発生する。
当時すでに可変バルブタイミング機構をさりげなく採用しているあたりがメルセデスらしいです。
走行距離50,000kmを越えた今でも、官能的なサウンドを奏でながらレッドゾーンの始まる6700r.p.m.まできれいに回ります。
E320に比べて-25PS、-4,1kgmのかわりに30kg軽く、ローギアードなミッションを組み合わせていたし、
当時のEクラスの中で、もっともスポーティーだったのはこのE280でしょう。
 
 

パンクした215/45ZR17のP7000とAMGモノブロック。
AMGのモノブロック履いてる人多いですけど、Eクラスにはぴったりですね!
しっかしP7000は高い!1本3万近くするのには驚いた。
 

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